『パラオにおける日本語の諸相 [単行本]Ω』はヤフオクでkJ-000d996108から04月17日 06時 13分に出品され04月17日 06時 13分に終了予定です。即決価格は4,976円に設定されています。現在481件の入札があります。決済方法はYahoo!かんたん決済に対応。鹿児島県からの発送料は落札者が負担します。PRオプションはYahoo!かんたん決済、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
要旨(「BOOK」データベースより)ミクロネシアの小さな島国であるパラオは、戦前の日本による統治から文化的・言語的な影響を大きく受けた。戦後70余年を経て、いまなおパラオには様々な形で日本語が残る。本書では、パラオ語に入った日本語借用語をはじめ、アンガウル州憲法における日本語の公用語の地位、戦前の日本語教育経験者によるパラオ語の書き言葉での片仮名使用、戦後生まれの話者が話す日本語準ピジンなど、パラオに残る“日本語”の諸相を、社会言語学的な背景とともに詳述する。目次第1章 本書の目的と背景 第2章 パラオにおける日本語使用の歴史的背景 2.1. 日本統治への移行まで 2.2. 日本統治によるパラオの社会変化 2.3. 日本統治下の学校教育 2.3.1. 日本統治下における学校システム 2.3.2. 現地児童の教育方針 2.4. 日本統治下の練習生制度 2.5. 日本統治終了後のパラオと日本 2.6. まとめ第3章 パラオにおける日本語起源の地名 3.1. 日本時代に作られた村など 3.2. ランドマークから転じた地域名 3.3. 一般名称から転じた固有名称 3.4. パラオ地名の日本的呼称 3.5. まとめ第4章 パラオ人に見られる日本の姓名 4.1. 日本名使用の背景 4.2. 現在のパラオにおける日本名の使用 4.3. パラオ人の日本名の特徴 4.3.1. 姓名の区別の意識 4.3.2. 敬称 sang がつく名前 4.3.3. 日本名のパラオ語の綴りへの統合 4.3.4. その他の特徴 4.4. まとめ第5章 青年層パラオ人の日本語の特徴 5.1. 青年層に対する調査概要 5.2. 連体修飾 5.3. 時制(テンス) 5.4. ノダ文 5.5. ニとデの混同 5.6. 条件表現 5.7. 音声的誤用 5.8. 語彙的誤用 5.9. まとめ第6章 戦前世代の残存日本語 6.1. 調査及びインフォーマントについて 6.2. 若年層話者と共通する特徴 6.3. 文法の拡大用法 6.3.1. 「ある」の拡大用法 6.3.2. 「証拠性」表現の過剰使用 6.3.3. 可能動詞「行かれる」の拡大用法 6.3.4. 形容動詞の名詞活用 6.4. 語彙の拡大用法 6.4.1. 日本語起源のパラオ語単語の使用 6.4.2. 類似語混同現象 6.4.3. 単語の意味範疇の拡張 6.4.4. コロケーションの誤用 6.5. その他残存日本語としての特徴 6.5.1. パラオ語の語彙の入れ込み 6.5.2. 残存形 6.5.3. 方言的特徴 6.6. 残存日本語と若年層話者の日本語の比較 6.7. まとめ第7章 戦前世代によるパラオ語の片仮名表記 7.1. 調査の概要 7.2. 旧植民地における片仮名使用 7.3. パラオ語の片仮名表記の特徴 7.3.1. 中舌母音 7.3.2. 閉音節 7.3.3. 二重母音・長音・促音 7.3.4. その他日本語に見られない音素と音節構造 7.4. 研究書に見る片仮名表記との比較 7.5. まとめ第8章 アンガウル島における準ピジン日本語 8.1. 調査背景と分析観点 8.2. アンガウル日本語の歴史的・社会的背景 8.3. アンガウル島民の日本語の理解・産出傾向 8.3.1. 調査概要と比較 8.3.2. M の場合 8.3.3. G の場合 8.3.4. T の場合 8.4. L の場合 8.5. H の場合 8.5.1. 理解 8.5.2. 産出 8.5.3. 母語の影響 8.6. アンガウル日本語の接触言語としての分類 8.7. まとめ第9章 アンガウル州の公用語としての日本語 9.1. パラオ国、及び各州の憲法と公用語 9.2. 憲法における言語に関する記述 9.3. アンガウル州憲法の社会言語的背景 9.4. まとめ第10章 パラオ語における日本語借用語の特徴 10.1. 日本語借用語の分析観点 10.2. 日本語借用語の収集 10.3. 言語景観に見る日本語借用語の定着 10.4. 日本語借用語の音韻及び綴り 10.4.1. 母音の音韻及び綴り 10.4.2. 子音の音韻及び綴り 10.4.3. 子音音素の新規作成と表記のゆれ 10.5. 日本語借用語の意味変化 10.6. 日本語借用語の文法的機能の変化 10.7. まとめ第11章 日本語借用語の使用変化 11.1. 調査概要 11.2. 話者別の日本語借用語使用語数の変遷 11.3. カテゴリ別に見る日本語借用語の維持状況 11.3.1. 動物 11.3.2. 植物・自然 11.3.3. 場所・地名 11.3.4. 住居 11.3.5. 生活用品 11.3.6. 食品・食生活 11.3.7. 学校 11.3.8. 運動・スポーツ 11.3.9. 遊び・娯楽 11.3.10. 農業・漁業 11.3.11. 商業・経済 11.3.12. 身体 11.3.13. 医療・衛生 11.3.14. 服飾・美容 11.3.15. 土木・建築 11.3.16. 乗り物 11.3.17. 通信 11.3.18. 戦争 11.3.19. 司法・行政 11.3.20. 宗教・伝説 11.3.21. 人物評価 11.3.22. その他物質 11.3.23. 概念名詞 11.3.24. その他動詞 11.3.25. その他形容詞 11.3.26. 副詞 11.3.27. 表現 11.4. 日本語借用語使用の意味変化 11.5. まとめ第12章 日本語借用語の音韻規則の変化 12.1. 調査概要 12.2. 有声後部歯茎摩擦・破擦音[ʤ] 12.3. 有声歯茎摩擦音・破擦音[z],[ʣ] 12.4. 無声歯茎破擦音[ts] 12.5. 声門閉鎖音[ʔ] 12.6. 歯茎鼻音[n] 12.7. 声門摩擦音[h]、両唇(唇歯)摩擦音[ɸ] 12.8. 長母音及び二重母音 12.9. その他 12.10. まとめ第13章 旧南洋群島の諸語における日本語借用語との比較 13.1. 比較の重要性及び方法 13.2. 品詞別に見る日本語借用語の比較 13.3. 戦後の変化に見る日本語借用語の比較 13.4. 派生語に見る日本語借用語の比較 13.5. まとめ第14章 総論参考文献付録 日本語借用語一覧索引内容紹介ミクロネシアの島国パラオでは、戦前の委任統治の影響から様々な形で日本語の影響が残っている。近年メディアで話題となるパラオ語内の日本語借用語をはじめ、アンガウル州憲法における日本語の公用語の地位、戦前の日本語教育経験者が話す残存日本語、戦後生まれの話者による日本語準ピジン、日本語人名 ・地名やパラオ語の書き言葉における片仮名使用が見られる。本書はそのようなパラオにおける日本語の諸相を社会言語学的な背景とともに詳述する。著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)今村 圭介(イマムラ ケイスケ)1986年、東京都生まれ。首都大学東京都市教養学部を卒業、同大学院人文科学研究科博士後期課程を修了し、2014年に博士(日本語教育学)を取得。現在、東京医科歯科大学教養部助教ロング,ダニエル(ロング,ダニエル/Long,Daniel)1963年、アメリカテネシー州生まれ。1982年に来日し、1987年に大阪大学大学院入学。1995年同大学院から博士(文学)取得。大阪樟蔭女子大学日本語研究センターの助教授を経て、1999年から東京都立大学。現在、首都大学東京人文科学研究科日本語教育学教室教授著者について今村 圭介 (イマムラ ケイスケ)〈略歴〉1986年、東京都生まれ。首都大学東京都市教養学部を卒業、同大学院人文科学研究科博士後期課程を修了し、2014年に博士(日本語教育学)を取得。現在、東京医科歯科大学教養部助教。〈主な論文〉“Pursuit of insular authenticity: Spelling reform of loanwords in Palauan” Shima : the international journal of research into Island cultures 12 (1) (2018), “The Lexical Influence of English on Japanese Language: Toward Future Comparative Studies of Anglicisms” 『Global studies』 2号 (2018), 「日本統治を経験したパラオ人によるパラオ語の片仮名表記」『日本語研究』37号(2017)、ほか。ダニエル・ロング (ダニエル ロング)〈略歴〉1963年アメリカテネシー州生まれ。1982年に来日し、1987年に大阪大学大学院入学。1995年同大学院から博士(文学) 取得。大阪樟蔭女子大学日本語研究センターの助教授を経て、1999年から東京都立大学。現在、首都大学東京人文科学研究科日本語教育学教室教授。〈主な著書(共編著含む)〉『マリアナ諸島に残存する日本語』(2012)、『日本語からたどる文化』(2011)、『世界の言語景観日本の言語景観」(2011)、Englsh on the Bonin (Ogasawara) Islands (2007) 、『小笠原ことばしゃべる辞典J (2005)、『小笠原ハンドブック』(2004)、『小笠原学ことはじめ』(2002)、ほか。
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