タグアナッツの手彫りピアス　紫　-象牙椰子、アルパカ合金-　TC12 Ω

タグアナッツのハンドカービング(彫刻)ピアスです色や艶、質感が象牙にとてもよく似ているタグアナッツ(象牙椰子)は、象牙の代わりにボタンやキセル、チェスの駒として使われてきました象の乱獲を防ぐ為の象牙の代用品としてヨーロッパでは特に注目されており、またタグアナッツで収入を得ることで森林伐採等の環境破壊を防ぐことにもつながります欧米ではイブ・サンローランやサイモン・ミラー等のハイブランドでも用いられています硬く丈夫で、染色をするといっそう美しさを増し、使うほどに味わいを増していきます象牙の様なツヤと、うっすらと見える自然な木目をお楽しみください手彫りの花のモデルはエクアドルのコスタ(海岸)地方ので見られるオオコチョウ等の花のようですこのカービングのピアスは、和装とも相性が良く、これからの季節の浴衣とも合うと思います◆【サイズ・素材】・サイズ：モチーフ部 直径14mm(目安として) ・素材：タグアナッツ(象牙椰子)、アルパカ合金(洋白)◆【作品の生まれた土地 -タグアナッツの育つ土地マナビ県-】エクアドル海岸部の南北中間にあるマナビ県は雨量の多い地域と乾燥地とが点在し、ジャングルから乾燥地と幅広い気候が見られますそのためコーヒーやカカオ、バナナ、ユカイモ、ピーナッツ、タバコの葉、トキージャ葦(パナマハット、パハトキージャの原材料)の産地でもあり、乾燥加工も行うことができる豊かな土地です同様にジャングルではタグアナッツの生産から乾燥、加工まで行われていますアマゾンの熱帯ジャングルとはまた趣の異なるコスタのジャングルでは、暑さや湿気を避けるために高床式の木造で風通しの良い家が見られますこの建築様式はカカオ生産の開発の為に欧米が入植した頃に海岸部で発展した様式で、未だに人々に好まれていますまた、このマナビは食糧生産も活発で海産資源も豊富なため食文化が発展しており、エクアドルの料理といえばマナビ料理と言われていますしかし近年、農産物の大量生産を目的に森林伐採が進められるという側面も見られますタグアナッツは収穫できるまで時間がかかるものの、森林伐採の必要がないサステナブルな生産物であり、政府はタグアの生産や加工を奨励していますそんなマナビ県のコミュニティの工房でこのピアスは作られました◆【作品の技術や工程 -長い時間が育てる地球に優しい象牙、タグア-】タグアの種は発芽するまで3年という長い時間を要しますその後、木に実がなるまで成長するには10年以上かかります完熟した実は自然に地面に落ちて、徐々にゼリー状の種子が硬化していき、数年たつと象牙程の硬さになります落ちた種を収穫する為に伐採等を行う必要がなく、自然保護と生産活動が両立できる素材です硬化したタグアの種は、工房にて手作業で、一次乾燥、カッティング、二次乾燥、研磨、染色のたくさんの工程を経て、アクセサリーやボタン、民芸品等に加工するための素材となりますその後、カービングピアスにはカービングが行われ、ピアスの金具を取り付けられます自然が長い時間をかけて育て上げ、人の手でたくさんの工程を経て形作られた作品です◆【作品のアルテサーノ(職人)たちから一言】日本の皆さんこんにちは私たちはマナビ県のコミュニティのタグアナッツの加工工房の職人ですこのピアスで注目してもらいたいのはタグアの独特な艶と微妙な木目ですパステルやビビットな色に染色していますが、タグアだからこそ見られるプラスチックでは味わえない温かみがあります長い時間をかけて象牙質に変化した素材と、収穫からカービング、ピアスへの加工まで人の手で作り上げたこの作品を気に入っていただければ嬉しいです◆【ご購入の際の注意点】※ご注文いただく前に以下の【ご購入の際の注意点】をお読みください商品の特性・使用・お手入れ・保管、オプション、ラッピング、発送等についても記載していますまたオプションやラッピングのイメージ写真もこちらにございます